再エネ拡大に伴い、2021年から政府が補助金により系統用蓄電池の導入支援を開始してから今年で3年目を迎えた現在、系統用蓄電池の接続検討・接続契約の件数は、直近1年間で約3倍へと急増しています。政府は2030年までに系統用蓄電池を最大約24GW導入する野心的な目標を掲げており、今後も加速的に系統用蓄電池の導入が進む見込みです。世界では主にアメリカ、中国をはじめとする国々で系統用蓄電池の導入が進んでおり、今後さらに拡大する見通しです。
系統用蓄電池は電力の安定化に寄与する一方で、FIP制度と組み合わせることで稼ぐにはどのような系統用蓄電池を導入すればいいのか?といった疑問も生まれてくるのではないでしょうか。
系統用蓄電池は大きいもので導入まで3-4年を要する、一般的な太陽光発電所と異なり、リードタイムが大変長い事業です。機器選定の上でポイントとなるのは、蓄電池の実行容量、故障率に加え「20年後も存続するメーカーであるか?」という点です。また、保守管理がしっかりと行える蓄電池であることも重要です。
このようなポイントを背景に、今回は弊社取り扱いメーカー各社Huawei、Sungrow、TrinaSolarから販売されている系統用蓄電池をご紹介します。
HUAWEIは売上の20%を研究開発へ投資し、高い技術力と市場のニーズを押さえた商品開発で太陽光分野においても日本シェアの多くを獲得しています。産業用蓄電池についても、自社開発の蓄電システムとパワコン、サブ変、自端制御機器により、協調開発が可能なため開発スピードが早い点、異常発生時も迅速に問題の切り分け、改善検討が可能な点にHUAWEIの優位性があります。
SUNGROWは27年の実績をもつ、太陽光業界では非常に展開が長い企業です。また出荷量は世界第一位、生産能力を上げるため現在新たな生産工場を建設しており、グローバルレベルで現在勢いのあるメーカーで、競争力ある価格も魅力です。
モジュールメーカーのイメージが強いトリナソーラーですが、2010年から研究開発、2015年にグループの子会社として蓄電池の会社を設立しています。他メーカーよりも一早く、トリナが蓄電池ビジネスを開始しました。2019年には蓄電池のセルの製造を開始し、蓄電池は累計7GWh以上の出荷実績があります。住宅用の蓄電池は中国企業で初めてJET認証を取得しました。また、年間12GWh以上の製造能力を保有します。蓄電池は定置型のみを製造しており、リン酸鉄の電池セルもすべて全自動で製造しています。
弊社Krannich Solar(クラニッヒ・ソーラー)株式会社は、HUAWEI、SUNGROW、TrinaSolarの代理店です。お気軽にお問い合わせください。