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ソーラーエッジ 住宅用蓄電池システム

昨今の電気代高騰やSDGsの流れ、また災害対策を目的として自家消費システム、更には蓄電池システムの普及が拡大しています。蓄電池に関しては、2050年のカーボンニュートラル達成に向け、補助金が増額されたことも追い風となり、市場では蓄電池の需要が一層高まっています。そのような状況の中、今回は弊社のお客様が九州で導入された、SolarEdge社(ソーラーエッジ)のパワコンとSmartStar蓄電池を組み合わせたソリューションについてご紹介します。

【サイトの概要】

設置場所 :宮崎県宮崎市

設置時期:2020年6月

システムサイズ:DC10.88kW/AC5.5kW

パワーコンディショナ : SE5500H- JPJ

パワーオプティマイザ :P370

モジュール:Axitec AC-340MH/120S x32

 蓄電池:SmartStarL

導入のきっかけ

九州地方は台風の影響を受けやすく、近年、停電が多発しています。一般的な住宅用パワーコンディショナには自立運転機能がありますが、太陽光発電システムが稼働する天候が良い日中でなければ電化製品のバックアップはできず、さらに、発電した電力だけでは全ての電化製品を使用するのに十分な電力量がありません。そのような背景から、宮崎県にお住まいのお客様が自家消費の拡大と光熱費削減のために、太陽光発電に加え蓄電池システムの導入を要望されました。

ソーラーエッジ+SMART STAR蓄電池の組み合わせ

発電量とバックアップを最大化し、自家消費と電気代の削減を目指すため、慎重に検討された結果、お客様はソーラーエッジの住宅用太陽光発電システムに加え、蓄電池システムとして停電時に全負荷のバックアップが可能なSmartStarを選択されました。

ソーラーエッジを選んだ理由

HD-Wave技術を採用したソーラーエッジの単相パワーコンディショナは、最大250%の過積載が可能なため、パワコンの容量に対してより多くのモジュールを設置することができます。これにより、システムはより長い時間、最大発電量で稼働することができ、発電所オーナー様は、より多くのエネルギーを生成することができます。このお客様は、5.5kWのソーラーエッジパワコンに11kWの太陽電池モジュールを設置することで、晴れた日はもちろん、曇りの日や朝夕にも発電量をアップさせることができました。

ソーラーエッジは、モジュールごとに設置された最大電力点追跡(MPPT)を行うパワーオプティマイザとパワーコンディショナが協調して動作するため、一部のモジュールが影や汚れの原因で発電量が低下した場合でも、周囲のモジュールはその影響を受けることなく最大限の発電を行うことができます。また、柔軟なストリング構成により、案件によっては従来設置が不可能とされていた屋根面にも配置が可能となり、パネルの設置枚数が増加することで発電量が総体的に増加します。また、蓄電池を設置することで、昼間に家の中で消費しきれなかった太陽光発電の電力は充電され、夕方から早朝にかけて使用されます。

リアルタイムのシステム監視

ソーラーエッジ社は無料のモニタリングプラットフォームで太陽光発電所の発電量や発電状況をリアルタイムで確認するサービスがございます。 発電所オーナー様、施工業者様はソーラーエッジモニタリングプラットフォームを通じて発電所の詳細を確認することができ、コンピュータやモバイル機器から各モジュールの状況を把握することができます。 これによりO&Mコストを削減し、保守サービスの効率を向上させることができます。

悪天候時の優れた安全性

悪天候のリスクが高いため、太陽光発電システムを選択する際には安全性が重要なポイントでした。ソーラーエッジは、すべてのパワーコンディショナに強化された安全機能であるSafeDCTMを搭載しています。とくに火災発生時、太陽光発電システムが設置されている建物では、感電の危険性があるため、消火活動での制限およびリスクが提示されています。その結果として、物的損害や金銭的損失が発生する可能性があります。海外ではスタンダードとされているこのSafeDCTM機能は、パワコンの電源を切ったり、送電網から切り離されたりすると、モジュールの電圧を自動的に安全電圧まで下げるように設計されています。これにより、異常気象による災害時に、人や財産を守ることができます。

お客様の声

「ソーラーエッジ と Smart Starの組み合わせを選んだのには、いくつかの理由があります。設置できるモジュールの数を最大限に増やし、余剰電力を利用しながら夜間に使う電力を蓄えることで、コストパフォーマンスを最大限に高めたかったのです。さらに、年に数回通過する台風による停電のバックアップとしても利用したいと考えていました。」

施工会社:株式会社ジェンク様

 

SolarEdgeによる本案件のケーススタディPDFは下記よりご覧ください。
ケーススタディPDF

AXITECモジュールについて

本案件で使用されたAXITECモジュールは、ドイツで創業し世界で20年以上の実績をもつ100%ドイツ資本のモジュールメーカーです。高い技術力による高品質なモジュール構造と、高効率・高出力でお客様から高く評価されているモジュールです。コストパフォーマンスに優れた製品であり、Krannich Solarでは弊社倉庫にて様々なワットクラスのパネルを常時在庫しているため、数枚からメガ単位まで必要なモジュールを都度ご発注・短納期で納品頂ける点もご好評いただいています。

AXITECモジュール最新のラインナップについては下記よりご確認ください。
AXITECモジュール最新ラインナップ

Krannich SolarはSolarEdgeとのグローバルパートナーシップの関係性を活かし、SolarEdge製品を常時在庫しており短納期での出荷が可能です。
納品実績も全国に多数ございます。知識をもったスタッフがお客様の案件に最適なご提案をいたします。
SolarEdge製品についてのお問い合わせはお気軽にご連絡ください。
 

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