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インターソーラーからみる欧州の太陽光市場

Krannich Solarブースの様子

ヨーロッパ最大の展示会出展のために、Krannich Solarの社員が世界中から集いました。弊社のブースは昨年に引き続き通路を挟んで両側に出展し、開場とともにブースのテーブルは大勢の来場者で埋め尽くされ、多くのお客様との商談が成立しました。Krannich Solarの展示ブースでは、各商談テーブルがタッチパネルとなっているため、お客様は商談をしながらほしい商品を選択し、その場で発注をします。また、ブース内では弊社の展示品を効率よく見て回るために、ブースツアーが定期的に開催されており、訪れた方たちはイヤホンを付けながら、スタッフの説明に沿ってブース内を一周します。会場を歩き疲れてクールダウンしたい方には、カーポートの下に停車している移動アイスクリーム屋で好きなフレイバーを無料で楽しめます。会場ではビールを片手に商談する姿もしばしば目にします。夜になると多くのブースで「ブースパーティ」が開催され、楽器演奏やダンスなど、なんとも海外らしい光景です。

会場内で見た展示製品の動向とトレンド

パネルメーカーはパワコンを、パワコンメーカーはパネルの展示を開始し、製品ラインナップの拡大で将来的にトータルシステムの提供をする動きがみられました。また、一時期市場に流通していた追尾式架台や垂直パネルが復活し、再び展示品として登場している姿が見られました。取扱製品を拡大することで販売量の増加、またより多くの発電量を確保するために太陽の光を可能な限り集める商品をはじめ、会場の空気感、人の流れも昨年とは異なり、より市場の競争が激しくなっている印象を受けました。

展示会のもう一つのトレンドは、より多くのメーカーが大型蓄電池と蓄電池システムを取扱い始めていることでした。太陽の光をパネルからパワコン、そして蓄電池へと運ぶ「トータルシステム」で提供する流れが日本でも一部メーカーに見られ始めています。追尾式架台の復活や垂直パネルに関しましても、今後このような流れが日本でも強くなっていく可能性があるかもしれません。より高出力な製品でより多くの発電量をいかに効率よく確保していくか?がグローバルで共通の課題となっていくのではないでしょうか。

 

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