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リパワリング 導入事例

SolarEdge製品で低圧発電所をリパワリングされたお客様から、導入に関して貴重なエピソードを頂戴いたしました。既設発電所のパワコン入替をご検討のお客様はぜひご参考ください。

今回のお客様は、将来的なリパワリングを視野に入れご検討される最中、既設発電所でトラブルが発生し、売電損失が発生。リパワリングの必要性を痛感され、その後速やかに導入に踏み切られました。既設発電所で一体何が起きたのでしょうか。それまでの経緯や導入後の発電量変化等、SolarEdge社のリパワリングソリューションで既設発電所にどのような変化があったのか詳しくご紹介します。

 

そもそもリパワリングとは?

リパワリングについては下記リンク先ページで詳しくご説明しています。

Krannich Solar Japan: リパワリングとは? (krannich-solar.com)

 

発電所構成について

・発電所住所:宮城県大崎市
・発電所をリパワリングした時期:2021年12月

既設発電所システムを交換(リパワリング)した理由

① 既存の三相パワコンの故障リスクを回避するため

② SolarEdgeのリパワリングシミュレーションによれば、トータルで少しプラスになりそうだったため。

③ それまで遠隔監視を付けておらず、遠隔監視をつけたかったため

④ パネルの10年保証期間が終了するため、壊れているものがないか心配だったため。

パネル毎のモニタリングで発電量が異常に低下しているものがないか明確にしたいと思いました。

⑤ 既存のパワコンのファンの音が大きく気になっていました。リパワリングすれば、騒音が改善されると期待しました。

⑥ 昔のパワコンは高く、当時1台45万円で購入していました。現在は市場価格も変わり、SolarEdge社ならそんなに高くないと思いました。交換前のパワコンを廃却、残価を資産除却損としました。そして新しいパワコンを新たに償却資産として計上しました。一時的に利益は下がってしまいますので、そこは注意点だと思います。

SolarEdge製品を選んだ理由

2019年に施工した別の発電所の売電実績がとても良かったからです。

この発電所は、私が初めて自作に挑戦した発電所で、施工の観点でもストリングス設計がし易いこと、パワコンの電源がオフだと、安全装置が働いて、オプティマイザーがパネルの発電を1Vの安全電圧に抑えてくれるので、作業していても怖くないこと。追加のケーブルはあまり必要無く、その分コストが抑えられる事。これらの点を実際に施工することで、理解していました。

また、遠隔監視とパネルごとのモニタリングにより、現地に行く頻度を減らすことができ、保守しやすい。以上より、他の発電所もSolarEdgeを導入できればいいのにと考えるようになったことがきっかけです。

SolarEdgeシステムに切り替えるきっかけ

2020年頃、リパワリングキャンペーンがあって、セミナーに参加しました。そこで、クラニッヒさんをご紹介頂いて、そこからお付き合いが始まりました。

リパワリングのシミュレーションを作っていただいたり、お見積りを頂いたり、なかなか決断できず、1年位やり取りが続いたのを覚えています。

ある時、発電所の停止のトラブルにあって、これはリパワリングしかないと思い、クラニッヒさんに連絡しました。そこからはすぐに事が進み、設置に至りました。クラニッヒさんは、SolarEdge製品の在庫を常時確保されているようで、急なお願いにもかかわらず、すぐに納品いただけてなんとか12月に滑り込みで設置することができ、助かりました。

SolarEdge導入後の発電所システムの変化

①発電量が約10%アップしました。遮るものがなく日当たりが良い発電所のため、影がかかる発電所ではこれ以上の発電量増加が期待できるのではないかと思いました。

②遠隔監視
今までは定期的に発電所まで出向いていましたが、遠隔監視で常に状態を確認できるようになってからは、発電所に行く時間と手間を削減することが出来ました。

 

導入事例についての詳細は、下記YouTube動画からご視聴いただけます。

弊社Krannich Solarでは、SolarEdge製品を常時在庫しています。SolarEdge社とはグローバルパートナーとしてその強みを活かし、日本全国での販売実績も豊富にございます。リパワリング案件をご検討のお客様は、既設発電所をSolarEdge社製品に変更した場合の発電シミュレーションの作成が可能です(無料)。低圧・高圧問わずお気軽に弊社営業担当までお問い合わせください。

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