リパワリングとは？

そもそも「リパワリング」とは英語で「再発電」という意味ですが、太陽光業界におけるこの意味は経年劣化した発電所の主要製品を新しいものに交換や追加するなどして、発電量を増加させることをいいます。既設の発電所では経年劣化により発電所のパフォーマンスが下がることは避けられません。太陽電池モジュールは、メーカーごとに出力低下率は異なりますが、設置時から時間が
経過するごとに発電量は少しずつ落ちていき、またパワーコンディショナは高効率の機器が次々とリリースされ、設置当時の商品より大幅に進化しています。そんな中、リパワリングを検討・導入するお客様が増えています。

発電所のリパワリングで発電量を増加させることでシステム所有者が売電収益を増加することが
可能です。発電量の改善が早ければ早いほどFIT終了までの収益を拡大できるので、現在ご使用中のパワーコンディショナなど、保証期間がまだ終了していなくても、多くの方がリパワリングを
行っております。FIT開始から10年が経過し、設置後10年が経過する太陽光発電設備が年々増えています。発電所の機器は時間の経過とともに経年劣化が起こります。経年劣化による発電量の減少だけでなく、機器の故障が発生する確率も上がる中で、メーカーによっては故障後の代替機の販売が終了しているケースもございます。機器の故障により発電所が停止した場合、復旧までの期間は売電損失が発生いたします。このような事態は、発電所所有者様にとって今後最も避けたいリスクになってくるのではないでしょうか。市場で販売されている太陽光機器は年々スペックが向上し、設置当時の製品と比較しても価格・性能ともに優位性があり、リパワリングをすることで発電量の増加が期待できます。

現在お持ちの発電所で特に問題を感じていない、必要性がわからないといった場合は、既設発電所の問題点として挙げられる下記をご参考ください。

・既存のパワーコンディショナは現在と比べテクノロジーが低く、効率が低い

・パワーコンディショナの保証期間がすでに終了しているか、まもなく終了

・経年によるモジュールの性能の劣化で、導入時より発電量は低下

・特定できないシステムの不具合などが発生し、修正できない

リパワリングの特徴は具体的にどのようなものか？効果はあるのか？当初導入した機器を買い替えるほどのメリットは本当にあるのか？様々な疑問があるのではないでしょうか。
今回ご紹介するSolarEdge（ソーラーエッジ）社のリパワリングは、冒頭でご説明した
「リパワリング＝再発電」の概念を超えた、単に最新のパワーコンディショナに入替をして発電量を増加させるという一般的な手法ではなく、変換効率の高いパワーコンディショナに加え、
パワーオプティマイザによるモジュールレベルでの最大電力点追従制御(MPPT)でパネルの
ミスマッチによる発電損失を低減し、発電所のパフォーマンスを向上させることが可能です。
つまり、SolarEdgeの最新技術によりパワコンだけでなく各パネルの出力の最適化によって本来
発電所で得られるエネルギー以上のパフォーマンスを引き出すことが可能です。また、SolarEdgeのオンライン無償モニタリングプラットフォームの使用で、モジュールレベルで発電所のパフォーマンスを監視することが可能です。自ら発電所に出向く必要がなくなり、メンテナンスコストが
削減できます。集中型パワコンからのリパワリングではエアコンの電力消費削減や大幅なO＆Mの削減効果も期待ができます。さらに、最大20年の長期保証でFIT期間を丸ごとカバー。残りのFIT期間の収益を総合的に大幅に向上させることが可能です。